【口頭発表】クラフト紙を挿入した針-平板電極におけるエステル系絶縁油中部分放電ガス発生特性

<概要>
エステル系絶縁油(エステル油)を適用した変圧器などの電気機器に油中ガス分析を適用するために、エステル油中で部分放電を発生させたときに生じるガス成分を分析した実験データを報告しました。絶縁種の種類としては、パームヤシ脂肪酸エステル(PFAE)、大豆油、合成エステルの3種類のエステル油と比較のために鉱油を入れた4種類の絶縁油について試験しました。さらに今回は、変圧器で使用される絶縁紙が巻かれているコイル巻線の状態を想定し、電極間にクラフト紙を挿入して実験を行いました。実験の結果、全ての油種で水素H₂が最も多く、次いでアセチレンC₂H₂が発生していたほか、その他の炭化水素ガスも少量ながら発生しました。

PD試験用針対平板電極

 

令和2年電気学会 基礎・材料・共通部門大会(2021年9月)にて発表。

タイトル:
「クラフト紙を挿入した針-平板電極におけるエステル系絶縁油中部分放電ガス発生特性」
著者:
加藤雅道(ユカインダストリーズ)
岡芹潤平, 松本聡(芝浦工業大学)

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