【口頭発表】油中繊維による流動帯電・帯電度評価診断方法の開発

<概要>
著者らはこれまで油中のセルロース繊維を用いた経年劣化度診断手法について検討を行ってきており, セルロース繊維の屈折率の変化から絶縁紙の劣化度を評価する手法を提案している。本研究ではこの技術を応用し, 絶縁油中に浮遊している油中繊維を用いて流動帯電の発生を評価することを考えた。油入変圧器において流動帯電が発生する状態は, 固体絶縁物と絶縁油の劣化状態に相関があると考えられ, 変圧器から採取した絶縁油と油中繊維における静電気発生傾向から, 稼働中変圧器の流動帯電の状態を評価できると考えられる。本報告では油中繊維による流動帯電評価のための基礎的検討として, 測定装置および測定条件を検討した結果について報告する。

平成28年電気学会 電力・エネルギー部門大会(2016年9月)にて発表。

タイトル:
「油中繊維による流動帯電・帯電度評価診断方法の開発」
著者:
小西義則, 佐藤学, 長谷川真之(ユカインダストリーズ)
浦山雅彦, 吉田昌展(中部電力)

<関連発表>
油中繊維による流動帯電・帯電度評価診断方法の開発その2

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