【口頭発表】油中繊維測定による変圧器劣化診断技術

<概要>
従来の変圧器劣化診断方法は油中に溶解した劣化指標生成物濃度を指標とした方法であり、機器の構造や使用履歴が精度に影響するため、新たな視点による診断技術が待望されている。そこで、巻線絶縁紙から絶縁油中に剥がれ出た繊維に着目し、油中繊維の劣化特性を変圧器劣化の指標とする診断手法を検討した。調査の結果、絶縁紙繊維の平均重合度とその光学特性には相関がみられた。次に、変圧器の絶縁油に含まれる繊維の光学特性を調査したところ、巻線絶縁紙が著しく劣化した変圧器の油中から劣化繊維が検出されたことから、油中繊維が変圧器劣化診断の指標となる可能性が示唆された。

平成18年電気学会 電力・エネルギー部門大会(2006年9月)にて発表。

タイトル:
「油中繊維測定による変圧器劣化診断技術」
著者:
吉田昌展(中部電力)
小西義則, 石井敏次(ユカインダストリーズ)

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