【口頭発表】電気絶縁油の低温加熱による酸化劣化時のガス発生特性

<概要>
油入変圧器で内部異常生じると絶縁油や絶縁紙が分解してC2H4やC2H2などの可燃性ガスが発生する。これらのガス発生特性を利用して、油中ガス分析による異常診断が行われている。内部異常がなくても可燃性ガスが発生する事例として金属触媒作用、金属急増ガス、フェノール樹脂材料の硬化反応が報告されており、これらは内部異常と区別して診断する必要がある。
近年、これらに加えて新たなガス発生現象として、比較的低温領域で過熱された絶縁油からのガス発生が報告されており、この現象は”Stray Gassing”と呼ばれているが、その発生現象に対する詳細は不明である。本報告では、国内で市販されている絶縁油の低温過熱時のガス発生特性を評価し、ガス発生メカニズムおよび内部異常や他のガス発生現象との識別可能性について検討した。

石油学会 第35回絶縁油分科会研究発表会(2015年6月)にて発表。

タイトル:
「電気絶縁油の低温加熱による酸化劣化時のガス発生特性」
著者:
竹田翔, 佐藤学(ユカインダストリーズ)

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